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【2020/03/29 06:51 】 |
高畑翆石刻の鼠鈕鋳造印

高畑翆石の色紙作品と扇型板額を以前に掲載したが、

翆石刻の銘が入った鋳造印があるので紹介する。






前面に「翆石刻」の側款。







 尻尾が垂れています。







後面には「為/南米岳翁/還暦紀念/光雲作之」とある。







「南米岳翁の還暦紀念のために、光雲がこれを作った。」







「大麻」と刻してあります。






「大麻」は、鈴木大麻という日本画家のものであるとのこと。

三重県桑名市出身。明治36年~昭和50年(1903~1975)。


印材は「光雲」の作とある。

はたして高村光雲のものなるや。

原型は蜜蝋で作っての鋳金のものか。

あるいは木印や粘土で作って型をおこしたものか。

その道に暗くてわからない。

鼠の彫刻はなかなかによく出来ている。


鋳造に回す前に、翆石が大麻と刻して側款を入れている。

印面は輪郭を垂直に近く刻して、浚いの部分も平らに整えられている。

木印のハンコを刻した痕のようである。

石印とは様子が違うようだ。

還暦ゆえに子→鼠ということかと思ったが、本当は相手が子年でないと意味がない。

しかし大麻の生年1903年は卯年である。

子から始まる干支ゆえに鼠であるのかしら。

しかし「南米岳翁」は鈴木大麻のことと解釈しないと、印面に別人の名前ではつじつまが合わない。

一つには、光雲が大麻の還暦紀念のために作って、翆石に刻してもらい贈ったもの。

あるいは二つには、また別の誰かが、大麻の還暦紀念のために、光雲に彫刻を作ってもらい、

翆石に刻してもらい、鋳造印に仕上げてもらって贈った。

そんな経緯を想像するところ。

しかしまだ疑問があって、すっきりしない。

とりあえずは可愛げのある姿の像と、印面の文字を見て、しばし楽しんでいる。














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【2014/05/18 21:43 】 | 鑑賞
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